OK 税 理 士 大 倉 政 由 事 務 所

Ｑ4.間違えのない遺言書作成の方法。
　　一番間違えのない遺言書は、公正証書遺言です。

1. 公正証書遺言とは。
   公証人役場（公証人役場 へのリンク） の公証人に作成してもらう遺言書です。
2. 公正証書遺言のメリット。
   
   1. 公証人が作成するので、遺言書として問題ない。
      自筆遺言の場合は、記入漏れ、訂正の不備により、無効になる場合がある。
   2. 裁判所の検認が必要ない。
      自筆遺言の場合死亡後その遺言が有効かどうかを、必ず裁判所で検認してもらわなければならないので、時間が多く必要となるのと、手続きに要する労力が多い。
   3. 公証人役場で原本を保管してもらえる。
      自筆遺言の場合破棄される危険性があるが、公正証書遺言の場合公証人役場に原本が保管されている。
   4. 本人が動けなくても、公証人は自宅等に出張して作成してくれる。
3. 公正証書遺言のデメリット
   
   1. 間違えのない遺言書を作成するため、作成時に多くの資料の提出が必要である。
      遺言者の印鑑証明書・実印・遺言者と相続人との関係を証明するための戸籍謄本・遺言に記載する不動産の登記簿謄本及び、固定資産評価証明書・遺言に記載する預金の通帳・また相続関係者以外の証人が２人必要となります。
   2. 作成費用が必要です。
      一億円の公正証書遺言を作成するためには５万円程度。遺言書に記載する金額によって違うので、前もって、公証人役場に聞いてみると良いです。