OK 税 理 士 大 倉 政 由 事 務 所

Ｑ5.生前の贈与及び資産の変動を調べるること。

1. 相続人から贈与を受けたかどうかを聞く。
   
   1. 相続人が被相続人から受けた贈与の資産名・金額・時期を聞き取る。
   2. 相続人から贈与税の申告の不無を聞き取る。
   3. 相続人から相続時精算課税の選択届けの有無を聞き取る。
2. 被相続人が売買した内容を調べる。
   
   1. 被相続人が過去に行った不動産の売買の時期・内容・額及び所得税の申告書の確認。
   2. 有価証券の売買の内容を調べる。
      
3. 預金通帳を調べる。
   
   1. 預金通帳については、現存する通帳の入金・出金の状況を、調べる。特に100万円以上の金額については、入金・出金の使途等を調べる。
   2. 預貯金について、死亡前２年間については、相続税に加算する部分があるかどうかをよく調べる。
   3. 貸金庫については、相続人全員立会のもと調べる。
      
4. 遺言書の有無を調べる。
5. 生前の子供名義の預金について。
   通帳の名義が、相続人でも、通帳・証書の管理をしていた人・印鑑の保管者等において、名義預金であると誤解されないように管理・保管は名義人が行っていなければ、被相続人の財産と認定されるので、注意が必要です。
6. 不動産について。
   不動産については、贈与契約書があっても、登記していなければ、相続の対象になります。