OK 税 理 士 大 倉 政 由 事 務 所

相続税の財産総額の計算

1. 相続税の課税価格の計算
   1. 例示
      

      財産の種類	相続税評価額
      土 地	76,000,000
      小規模宅地特例	△30,000,000
      建 物	25,000,000
      現 金 預 貯 金	70,500,000
      有 価 証 券	48,000,000
      生 命 保 険	40,000,000
      生命保険控除額	Δ20,000,000
      退 職 金	20,000,000
      退 職 金控除額	Δ20,000,000
      生命保険の権利	5,000,000
      定 期 金	2,000,000
      そ の 他 財 産	1,500,000
      取　得　財　産　合　計	218,000,000
      負債及び葬式費用	△7,000,000
      相続時精算課税分贈与	20,000,000
      開始前３年以内贈与	16,000,000
      相続税の課税価格	247,000,000

2. 小規模宅地の特例

   1. 相続開始の直前で被相続人等の居住用に使われていた宅地等のうち次のいずれかの要件を満たす宅地の場合に、その宅地の330㎡までの面積について80パーセントの評価減を受けることができます。
      • 被相続人若しくはその者と生計を一にする親族が居住用に使い、配偶者が相続した宅地。
      • 被相続人が居住用に使い、その者と同居していた親族が相続し、申告期限まで引き続き居住している宅地。
      • 被相続人が居住用に使い、被相続人に配偶者がいなく、その者と同居していた親族がいない場合で、相続した人が日本国籍を有し、相続開始前3年以内に日本国内に自己若しくは自己の配偶者が所有する家屋に居住したことがなく、申告期限まで、その宅地を有していた宅地。
      • 被相続人と生計を一にする親族が居住用に使い、その者が相続し、申告期限まで引き続き居住している宅地。
   2. 特定事業用宅地等・特定同族会社事業用宅地
   【2018年相続税改正】
   この特例について大きく変更があると思われるので別に記載します。